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Posted by チェスト at

2013年12月24日

昔のおせち料理

お正月料理は昔は女性がお正月に休むためにあったそうです。
31日に作っておいて1月3日までは台所に立たなくてもいいように保存の効くものになっています。
甘辛く煮てあるので3日間は腐りません。夏ならいくら甘辛く煮てあっても冷蔵庫に入れないと腐りますが。

おせちは詰めてお重に入れておきます。
ひところ汚せち騒動なるものがありましたがあれは本当のおせち料理を知らない人がやったからああなりました。
スカスカなおせちなんて考えられません。

昔は家で作らずに料理屋さんなどに注文した場合は今と違っていました。
今は通販時代なので日本全国どこからでも2重、3重のおせちが届きます。
そしてそれきりです。
ひとり暮らしなら通販で買う程度の量でもなんとか3が日まで持つかもしれませんが大人数の家族では正月を越せないでしょう。

一日におせちを食べて終わりか全然足りない量です。
昔は通販なんてありません。
近所の料理屋さんに注文を出しておく。
31日に3重のおせちが届けられます。
それは1日でおそらくほとんどなくなります。
スカスカになったおせちのお重を玄関先に置いておきます。
すると2日と3日の日に料理屋さんの小僧さんがスカスカになったお重にまたびっしりと詰めてくれています。
これが本当のおせちです。

今ではこんな料亭もないと思います。
昔のお金持ちは相当な贅沢な気分で骨休めのお正月を越していたんでしょうね。
今こんなことできるお金持ちはいると思いますがそうそういないと思います。  

Posted by msd at 22:34Comments(0)おすすめ